実践詠春拳研究所

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功夫とは

詠春拳の功夫とは

団体が違えば考え方も違い、当然言うことも違ってきます。

当団体が一番大事にしている理念は科学であり、実証できる事象かどうかです。

実証できる事象というのは詠春拳の技や、動き、それらの全てであって

何をどうすればそんなに強くなれるのか、その功夫への道程や練習過程等はすでに分析済みです。


しかし功夫とは、地道に積み重ねる事なのですが、その積み重ねる【何か】は団体ごとで違う事を先に知っておいてください。




当団体の功夫は大きく分けて2つあり、

【人体開発】【感覚開発】です。




人体開発



詠春拳で何が強くないといけないのかと言うと1つめは関節です。

詠春拳で数ある手法手形に力や威力を乗せようとすると各関節の締めが重要になってきます。


腕立て伏せで鍛えた力より

関節の締めの力の方が重く体全体の力みも少く、

何より力のブレが生まれにくくコントロールしやすいのです。

関節を鍛えると言う事は関節周辺のインナーマッスルを鍛えると言う事ですが

当方の詠春拳は肘、手首、肩、腰、膝、足首の各部位を型や対人練習を通して鍛錬します。


関節の強さは加齢に影響されにくい力です。

年だからと若い人と比べる必要は全くありません。



2つ目は体幹であり、人間本来の力が出せる場所の開発です。

体幹がしっかりしている人間はなる程姿勢も綺麗です。

しかしただ闇雲に鍛えるのではなく詠春拳の技が体に染み込んでいるのを確認しつつ

体幹、関節を鍛えている実感を徐々に持っていただけるよう練習しています。




感覚開発



感覚とは本来人間に等しく備わった素晴らしい機能で、その感覚のおかげで我々は色々な物事を認知でき生活できています。


詠春拳では五感のうち、視覚より触覚を重要視しており視覚になるべく頼らない戦略や戦術が揃っています。


当団体のコンセプトは触覚感覚の鋭敏化であり、

更には反応パターンを増やしていけるように練習します。


反応パターンとは

格闘やケンカにおける恐慌状態のコントロールです。

恐慌状態は感覚そのものが狭窄してしまい戦術戦略の選択肢を減らてしまいます。

当団体の詠春拳ではその恐慌状態をわざと作ったりして、その状態からの反応練習をパターン化しています。