銘肌鏤骨詠春

詠春拳とは何か?

現在最も流行を感じる中国拳法です。

ブルース・リーがしていた拳法、と言う事でその師匠である葉問の映画が静かな人気を博した事で、逆算的に近年フォーカスが当たり始めた拳法です。

まだまだここ日本では「詠春拳の功夫」について様々な理解がされています。

迷走しがちな練習体型や派別の技等の疑問を解消すべく確固たるコンセプトの中取り組んでいる団体は極めて少なく感じます。



詠春拳に関して現存している情報や鍛練を研究、実践する場所を

この度大阪と徳島の2拠点で開示し共に詠春拳を練習する仲間を集めることにしました。


映画にあるような葉問の詠春拳ができるためにはどの情報どの鍛練が必要なのかを提供する場所、または互いの意見を交換しそれを実際できるかを確かめる道場となります。





詠春拳の実際



表だって認識されている詠春拳は20世紀初めからでそれ以前の伝人や技術等はほぼ伝説となっています。


詠春拳発祥から今日に至るまで、詠春拳研究に携わる人がいたとしても

技術の統一は限りなく不可能に近いです。


陳華順の弟子の1人である葉問の詠春拳以外も、吳仲素や陳汝棉等がいる事から全てが葉問派詠春拳に伝達されているとは考えられません。

そうなってくると現在習ったり教えている詠春拳とは、本当に本物なのか完璧なのか考えてしまいます。


自分がする詠春拳に自信があるなら、他所の詠春拳は否定的になり

人間自分が受け入れにくい技術や話はどこか無視してしまう。

詠春拳はほとんどその繰り返しで、個人の受け取り様による様々な枝分かれと各国に渡ってからの技術の改変等から源流、根幹が見えなくなっています。


その見えなくなっている部分を詠春拳の拳理や戦術、思想を元に合理的、精度、反応技術を磨けるかをこの団体でできることを期待し精進する。

磨いたそれは他流、他武道でも通じるのかも検討できる場にしたいと考えています。




詠春拳の将来


近代詠春拳はスポーツ要素を取り入れ、古くさい武術的要素(厳しく辛く充実しない練習、もしくは大多数の人間に受けが悪い練習)を排斥する傾向にあります。


外にも目を向け、詠春拳を良くしようという動きが見受けられますが、

何故葉問が棍と刀と、拳だけにしたのかその理由を置き去りにしていたりします。



結果、武器術にしても他武術であるエスクリマやカリがあったり逆に六點半棍が無かったりしていたり

最近では葉問詠春拳の元締めがグローブをはめ、詠春拳とは名ばかりのスパーリングをさせています。


四半世紀経過しただけで滅茶苦茶になる拳法ですから

50年後それらの拳法で詠春拳を感じる事は日本ではもう無くなる事でしょう。